自分でホームページを作るための方法を紹介します。
基本的には大きく分けて下記４つの方法があります。
- HTMLを手打ち（コーディング）して作成する方法
- ホームページ作成ソフトで作成する方法
- CMSをインストールして作成する方法
- クラウド型ホームページ作成サービスを使用する方法
HTMLを手打ち（コーディング）して作成する方法
「HTMLコード」入力（コーディング）して作成する、いわゆる手打ちで作成する方法で、一番難易度が高くとにかくホームページを簡単に作りたいという方には向いていません。
現在は、HTML＋CSSの組み合わせで作成するのが、主流となっています。
ただし、WEBサイトの仕組みを理解したり、仕事でホームページ作成を行いたいと思っている方には、この方法が一番近いかもしれません。
また、1つ１つ覚えていき、理解した時の喜びは、大きいと思います。
また、他の方法（２、３、４）の方法で作成した場合でも応用でき、カスタマイズ性が向上します。
コーディングで作成するには、コードエディタが必要で、何らかのソフトは使用します。
一般的には、コードの入力補助ソフトを使用することが多いでしょう。
さすがに、初心者の方が、一から作成するのはハードルが高いため、無料で使用できるホームページテンプレートなどをベースにカスタマイズして、使用することも多いと思います。
コーディングソフトの例
- Dreamweaver（ドリームウィーバー）／有料
- Brakets ／無料
- Crescent Eve ／無料
手打ち入力の場合、掲載する画像の編集やファイルをサーバーにアップロードするためのFTPクライアントも必要になります。
作成の流れ／必要な作業
- HTMLタグでホームページのコンテンツを入力・レイアウトの作成
- サーバーの契約・ドメインの取得
- サーバーにFTPソフトを使ってファイルをアップロード
- 公開
| 難しさ | 難しい | HTML・CSSを覚えたり、構造を理解するのに少し手間がかかります。 |
|---|---|---|
| 費用 | 無料～ | コードエディタ、画像編集ソフト、FTPクライアントは無料～そろえることができます。 |
| 時間 | 必要 | 完成までの時間はかかると思います。覚えてしまえば、コンテンツを丸ごと移動するなどが簡単に行えるようになるため、最終的には、一番時間短縮にはなります。 |
| やや | やや高い | 自由度は高いですが、全てにおいて知識が必要になります。 例えばメールフォームを作成するには、プログラム知識が必要になったりと、限界が出てくる場合があります。 |
ホームページ作成ソフトで作成する方法
ホームページ作成ソフトのことをWebオーサリングソフトともいいます。
ここでいう、ホームページ作成ソフトは、基本的にHTMLコードの入力が必要のないソフトを使用した作成方法を紹介します。
ですので、先に紹介した「Dreamweaver」などのタグ打ち補助のソフトは省きます。
一番、ホームページを作成したいと思った時に一番最初に思いつく方法ではないでしょうか。
ネットが普及し始めたころは、ホームページビルダーというソフトが主流で、僕も初めて作成した際とは、ホームページビルダーでした。
今ホームページ作成関係で活躍している方でも一度は操作したことがあるソフトではないかと思います。
ホームページ作成のソフト
- ホームページ・ビルダー（ジャストシステム）
- ホームページ V4（ソースネクスト）
作成の流れ／必要な作業
- ソフト上での設定（ファイルの保存場所など）
- ソフト上で、コンテンツ作成（画像も含む）
- サーバーの契約・ドメインの設定
- ソフト付属のFTPソフトで、ファイルをアップロード
- 公開
| 難しさ | やや難しい | HTML・CSSを覚えたりする必要は少ないですが、ソフトの使用方法を覚えるのに少し時間が掛かるかもしれません。サーバーへの接続などの知識も多少必要です。 |
|---|---|---|
| 費用 | やや必要 | 無料のホームページ作成ソフトは少ないため、ソフト購入費用が必要になります。 |
| 時間 | やや必要 | 完成までの時間はかかると思います。覚えてしまえば、コンテンツを丸ごと移動するなどが簡単に行えるようになるため、最終的には、一番時間短縮にはなります。 |
| 自由度 | 普通 | ホームページ作成ソフトにもよりますが、自由度は高めです。 |
CMSをサーバーにインストールして作成する方法
CMS（コンテンツ管理システム）とは、ホームページのコンテンツを編集・管理システムで、一般的にはサーバー上にインストールして、WEB上で簡単にホームページを編集するためのソフトです。現在ではWordPress(ワードプレス）というブログ管理システムが、最も人気のCMSとなっています。
元々はブログ管理システムですが、現在ではWEBサイトの制作にも向いており、多くのWEB制作会社がWordPressを使用して、ホームページ制作を行っています。
一度、サーバー上にCMSをインストールしてしまえば、クラウド型ホームページサービスのような手軽さで比較的簡単にコンテンツを追加できるようになります。
また、プラグインという後付けのプログラムを追加することにより、さまざまなことが容易にできるようになり、クラウド型ホームページ作成サービスとは自由度が違ってきます。
操作方法さえ分かれば、HTMLタグを使用することなくショッピングカートまで設置できたりもできます。
CMSソフトの例
- WordPress
- Movable Type
- Concrete5
- Joomla!
その他にも多数のCMSがあります。
作成の流れ／必要な作業
- サーバーの契約
- WordPressのアップロード・インストール
契約するサーバーによっては、WordPressが簡単にインストールできる機能があります。
その機能を使えば、FTPソフトを使用したアップロード作業などが不要になります。 - WordPress上で編集
- 公開
| 難しさ | 普通 | WordPressなどのメジャーCMSのみになりますが、簡単にインストールができるサーバーサービスがあります。その場合はサーバー契約すれば、比較的簡単にCMSを使い始めることができます。 |
|---|---|---|
| 費用 | やや必要 | CMSが動くサーバーは無料では少ないため、サーバー費用は多少必要になる場合があります。 |
| 時間 | やや短い | かなりの数のテーマから好きなテーマを選択して、インストールができます。 気に入ったテーマが見つかれば、デザインはそれで完成できます。 |
| 自由度 | 高い | CMSによりますが、プラグインという機能があります。 プラグイン機能を使えば、メールフォームの設置やショッピングカートの設置が簡単にできるものもあります。 |
クラウド型ホームページ作成サービスを使用する方法
クラウド型ホームページサービスは今増えているホームページ作成方法です。
CMSという点には変わりはないですが、ASP（アプリケーション サービス プロバイダ）になっており、申込を行えば、WEB上に専用の管理画面IDが発行され、インストール不要＆WEB上で、ホームページの作成を進めることができます。無料サービスも多く、最も手軽にホームページを作成できるサービスとなっています。
クラウド型のホームページ作成サービスの例
（有料）無料・有料問わず様々なホームページ作成サービスが存在しますので、気に入ったサービスを利用してください。
作成の流れ／必要な作業
- サービスの契約
- 管理画面で編集作業
- 公開
| 難しさ | 簡単 | サービスによりますが、申し込めば、サイトの大枠が完成します。 コンテンツの作成もドロップアンドドラッグなどで作成できるものも多く、比較的簡単になっています。 |
|---|---|---|
| 費用 | 無料～ | 現在は無料で使えるホームページ作成サービスが多いです。 |
| 時間 | 短い | HTML等の知識が必要ないため、覚える時間はツールの使用方法のみになります。 |
| 自由度 | やや低い | ツール＆サービスによりますが、紹介した中では一番自由度が少なく制限があります。 |
あなたに合った一番おすすめな作成方法は？
WEBデザイナー／クリエイターを目指すなら
WEBデザイナー・クリエイターをするなら、当然HTMLコードの書き方を覚える必要がありますが、制作会社もWordPressを使用したホームページ制作が多い現在は、CMS（WordPress）を使用した作成から始め、カスタマイズに必要なHTML・CSS知識を身に着けるのがおすすめです。
WordPressなら必然的に、PHPコードの知識も必要になりますので、プログラムの勉強にもなります。
- CMSをインストールして作成する方法
- HTMLを手打ち（コーディング）して作成する方法
自社・お店のホームページを作成するなら
あなたが会社の広報担当・お店のオーナーの場合、もちろんホームページ制作会社に依頼するのが一番よいかもしれませんが、自社で作成となると下記の方法がよいでしょう。
- クラウド型ホームページ作成サービスを使用する方法
- CMSをインストールして作成する方法
趣味・サークルのHPを作成するなら
- クラウド型ホームページ作成サービスを使用する方法
- CMSをインストールして作成する方法
