長年使っておりました、 DELLのWQHD(2,560×1,440 )PCモニター「u2713hm」がとうとう壊れていましましたので、新たにLGの 4K スマートモニター(SMART Monitor 32SQ730S-H)を購入しました。
「仕事も遊びもこの1台」のキャッチコピーのように、webOS 22が搭載されていることで、
YouTube、TVer、NETFLIX、Amazon、prime video Disney +などに対応しており、クロームキャストなどのツールなしでモニター単体で、映像配信サービスを楽しむことができます。
テレビを見ない、テレビを置きたくない、PCモニターと趣味用のモニターを共用したい、
などのユーザー層におすすめのモニターです。
私も機能に惹かれ、購入に至りました。
結論から申し上げると、このモニター、遊びでも仕事でもどちらの場合も中途半端なモニターでした。
具体的には、下記レビューをご確認ください。
LG SMART Monitor 32SQ730S-H 特徴
- 31.5インチ
- 4K(3840×2160@60Hz)
- HDR
- 自動輝度センサー
- ブラックスタビライザー
- HDMI入力×2
- USB Type-C
- スピーカー(最大出力5W+5W)
- オペレーティングシステム webOS 22

LG 4K スマートモニター(32SQ730S-H)レビュー
見た目、スタイリングについて
まず、白いディスプレイがおしゃれなディスプレイです。
ベゼルの内側に黒い枠?
ベゼルの白枠の内側に黒い何も映らない領域が8mmほどあります。
そこには何も映らないです。白の部分がベゼルかと思ってしまうので、その内側から映像が移されるのかと思いきや、少し騙された気分になりました。
モニターアームの土台がでかすぎる
アームのデザインが少し残念な造りになっています。
まず、脚が扇形のになっており、物を置くには微妙な形です。
また、モニターサイズが大きいので仕方がありませんが、かなり大きいです。
次にアームのに対して、ディスプレイが、かなり前に出ています。
そのため、通常のデスクでは、前の方に出てしまいます。
ただでさえ、大きいモニターなのに、前に出ることで、かなり圧迫感があります。
あと、これはもしかすると不具合(または個体差)なのかもしれませんが、左右の足の長さがちがうようなのです。
これが地味に気になります。
モニターアームはエレコムの可動式アームに変えました。
ホワイトもあり、これは安くて安心できる商品でした。

回転機能が無い、首振り機能がない
これもアームに関係していますが、ディスプレイは上下と上向き下向きの角度は変更できますが、
残念ながら、左右の首振りができません。
角度を付ける場合は、アームごと動かす必要があります。
角度をつけるとあのでかい土台がついて回るので・・・・
当然ながら、回転機能もなく縦型表示などは純正ではできません。
この価格のクラスならモニターの回転は標準装備してほしいところです。
購入前に確認しなかった私のミスなのですが、このクラスのモニターでは当たり前のようについてるものと思い込んでいました。
映像について
PCモニターとして
文字がぎらつく・ちらつく(HDMI接続の時)
これは、はじめかなり焦りました。
文字がぎらついて、とても見づらい状態でした。
WindowsのClearTypeの調整やフォントスケールの調整で、少しは改善しましたが、仕事をするのにはとても疲れるような感じでした。
このような状況は、HDMI接続の場合のようで、USB Type-Cで接続に変更してみたら、文字のぎらつきは、無くなりました。
もしかすると、モニター設定で改善する可能性がありますが、私の場合はうまくできませんでした。
その後、Windows側のグラフィック関連のアップデートで、HDMIでもぎらつきがなくなるようになりました。
映像コンテンツを利用した場合
一応アップコンバート機能があるようです。TVerなどのテレビコンテンツも割ときれいに写される印象ですが、
レグザなどのテレビでとは雲泥の差があります。また、TVerをレグザで移した場合と比べてもかなり劣ると思います。
ただ、アニメ映像などの単色系の映像だけはなぜか綺麗でした。
4K映像にかんしてもHDのモニターとそこまで変わらない印象でした。
自動輝度センサーについて
PCモニターで、輝度センサーがあるのはあまりなかったので、かなり期待していました。
これが一番、決め手となった点でもありました。
しかし、センサー微妙でした。暗くしてもほんのちょっとしか変わらないイメージでした。
どこにセンサーがあるのかもわからないですし。
いつものように、いくつか明るさを設定して、時間帯によって切り替える形となりました。
端子の装備について
HDMI×2、USB-Type-C×1、LANコネクターが付いていますが、
PCモニターとしては、微妙な装備だと思います。
まず、D端子ありません。あまり最近は使わないかもしれませんが、欲しいところです。
あと、イヤホンジャックもありません。これはスマートモニターとしてもどうかと思います。
その他良かった点
その他良かった点も一応あります。
リモコンが便利!設定が全てリモコンでできる
モニターの明るさ調整などって、結構ボタン操作が分かりにくかったりします。
このモニターはリモコンで設定ができますので、直感的にで楽です。
ソフトを介していますので、やや動作がもっさりしていますが・・・。

web OS 22について
web OS 22内臓のため、WEBブラウザ機能をはじめ、様々な機能をモニター単体で使用することができます。
下記のように便利な機能がたくさんあります。
各種ビデオストリーミングサービスに対応
YouTube、TVer、NETFLIX、Amazon、prime video Disney + などの契約している配信サービスをモニター単体で視聴することができます。
様々なアプリがあり、ゲームなどもすることができます。
AirPlayが使用できる
音楽、ビデオ、写真、ゲームなどを、Apple製デバイスからモニターに出力することができます。
メディアサーバー機能がある
ネットワークにつながっているメディアサーバーのコンテンツを閲覧することができます。
例えば、ネットワーク上にあるNAS内の写真や動画を閲覧するなど。
webOS 22の動作はやや遅い
OSにいろいろなアプリを入れらるのはとても便利です。
その際の動作に時間がかかってしまうのは許容範囲だと思います。
しかし、設定メニュー(例えば、明るさの細かい設定など)をするときに、
この動作がもっさりしているのが気になります。

