Xserver(エックスサーバー)は初心者にこそ「おすすめ」な8つの理由

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これから自社サイトやブログ・アフィリエトなどを自分で立ち上げるなら、レンタルサーバーが必要になりますよね。

レンタルサーバー選びは、頭を抱える選択です。

仕事柄さまざまなレンタルサーバーを利用してきましたが、
私は、レンタルサーバーは「Xserver(エックスサーバー)」が一番おすすめだと思っています。

エックスサーバーはとても高性能です。
「高性能」というと上級者向けのイメージが強いですが、エックスサーバーは上級者はもちろん、初心者の方にもおすすめのレンタルサーバーなのです。

この記事では、おすすめできる理由を紹介します。

また、試したことのある他のレンタルサーバーとの比較も紹介しています。

目次

エックスサーバー概要

エックスサーバーは、「スタンダード」「プレミアム」「ビジネス」の3つのプランがあります。

プランによって違う点は、サーバー容量、vCPU・メモリのリソース保証が異なります。

選択するプランですが、その他の点は特に変わらないため、スタンダードで十分です。

対象プラン:スタンダード(旧X10)
月額:1,100円~(税込) ※1年払いの場合
ディスク容量:300GB
稼働率:99.99%以上
マルチドメイン(無制限)、メールアドレス(無制限)
FastCGI/無料独自SSL/幅広いPHPバージョン

※ 2023/8/10 時点

エックスサーバーがおすすめな理由

自分のサイト・自社サイトなら無制限で作成可能

マルチドメイン無制限なので、独自ドメインのサイトを複数作成することができます。
再販でなく自分のサイトでしたら、いくつでも作成が可能になります。

※条件付きで、再販も可能です。

高速

サイトの高速な表示は、SEOに大きく影響します。
低速なサーバーを使用している場合、サイトの応答速度(レスポンス)が低評価となり、コンテンツが良くても、検索結果の順位が下がる可能性があります。

エックスサーバーは、サイトの高速表示が可能となり、また、WordPressの表示も高速となっています。

転送量の制限が緩い

エックスサーバーの転送量の制限は、緩めだと思います。

転送量の目安(2021/05/18 時点)

スタンダード600GB/日
プレミアム: 800GB/日
ビジネス:1,000GB/日

現在、転送量の制限は、無制限になっているようです。

転送量の許容が大きめだと、記事がバズった時などに発生する、サーバーダウンにも備えることができます。
アクセスを増やすために記事を書いていても、肝心な時に、サイトが表示されなくなってしまっては意味がありません。

初心者にエックスサーバーがおすすめな理由

1.WordPressの自動インストール機能がある

簡単なステップで、ブログシステム「WordPress」をインストールできます。
これは、最近のメジャーなサーバーは、大体この機能がありますが、エックスサーバーにももちろんこの機能があります。

2.トラブル・障害が少ない

10年ほど使っていますが、私が管理しているサーバーで障害・トラブルになったのは2回です。
もちろん、数分単位で停止したりする、気付かない障害やもあるかと思います。

一つは障害で、1~2時間程度、メールの送受信ができなくなりました。
また、収容サーバーの良し悪しもあるので、多少の運もあると思います。
これも、もうだいぶ前のことで5年は小さなトラブルを含め思い当たりません。

もう一つはWordPressプラグインの脆弱性から発生したウイルス関連のトラブルで、もやはサーバー側の問題ではありません。

3.ドメインの紐づけが簡単

サイトを立ち上げる際に初心者が最初に戸惑うのが、ドメインとサーバーの紐付だと思います。
エックスサーバーでは、最近、Xdomainというドメイン取得サービスも始めました。Xdomainでドメインを取得したら、エックスサーバーと簡単に紐付ができます。
しかも格安で、現時点(2020/02/07)ではムームードメインよりも全体的に安くドメインを維持することができます。

4.コントロールパネルがとにかく分かりやすい

コントロールパネルが分かりやすく整理されていて、とても使いやすいです。
一番長く利用しているレンタルサーバーサービスのだから当然なのかもしれませんが、他のレンタルサーバーサービスを実際に使ってみて、改めてそう思います。

全てのメニュー項目が1ページ中に表示されていて、一見ごちゃごちゃしているようですが、
やりたいことを探すのに最適で「できること」も全て表示されている状態なので非常に分かりやすい表示になっていると思います。
失礼ですが、地味に優秀なUIだと思います。

例えばですが、メニューが階層化されていると「SSL設定」を行う時、「ドメイン」のメニューから行くのか「セキュリティ」のメニューから行くのかが、直感的に分かりにくいと思います。

エックスサーバーのコントロールパネル
(2020/02/12時点)

ちなにみ、スマホでアクセスした際もこの表示で、使いやすいので、もしかしたら、あえてスマホ表示に対応していないのかもしれません。

他にも、対象のドメイン設定を予め設定しておくことで、どのメニューも対象のドメインを主とした設定にすることができたりします。

5.サーバーの初期設定が最適化されいている

サーバーの初期設定が、初心者向けなんです。基本的に何も変更せずに運用が出来てしまいます。
どういうことかというと、PHP.ini設定という設定があるんですが、この中の[post_max_size]と[upload_max_filesize]が他のサーバー会社の同スペックのサービスに比べて、甘めに設定されているんです。

PHP設定2

例えばさくらインターネットだと、アップロードするファイルが、「5MB」とやや小さめに設定されています。
最近の高解像度の写真だと、6MBあったりするので、WordPressなどのCMSでで大きい画像をアップするとエラーが出てしまいます。

アップするためには、PHP.ini設定で、この数値を大きくするだけで、アップができるようになるんですが、初心者はこの時点で何でアップができないんだろうと、躓くことになります。

エックスサーバーでは、デフォルトで30MBと通常の画像をアップするには十分の容量で設定されています。
エックスサーバーを使っていると、他のサーバーを使った時に、設定を変えないとできないという事が以外にあります。

他にも、さくらインターネットやMixHostでは、デフォルトで、ディレクトリのファイルが丸見えになってしまう状態(Index of の表示)でファイルが丸見えになってしまいます。
あまりセキュリティ的にもよくなく、通常は不要な表示をいちいち非表示に設定する必要があります。

6.機能・性能がどんどんアップデート

機能や性能の向上が著しいです。

とにかくサーバーの容量の増強やSSDへの切り替えなど、契約中のプランのまま、スペックのアップデートを行ってくれます。

使用できる占有容量やメモリなどは、時代に合わせてどんどん向上しています。
しかも料金据え置きでです。

機能面でも、契約当初と比べ、比べ物にならないくらい機能が増えています。

また、プランが変わらないのも実は安心な点です。

例えば、カゴヤサーバーの場合、古いプランの機能はそのままで、新しいプランが追加されることあり、プランが複雑になっています。

7.セキュリティ面で安心

これは、共有レンタルサーバー全体に言えることですが、VPSなどに比べて、セキュリティ面で非常に安心です。
VPSだと自己責任になるので、問題があったら、自分で対応する必要がありますが、共有レンタルサーバーなら、サーバー会社が対応してくれます。

8.価格変動がない

私が契約してから、一度も値上げされた記憶がありません。(消費税増税時除く)

また、円安が関係しているドメインに関しても、値上げはほぼないと思われます。(おそらくない?)

ちなみに、レンタルサーバーの「mixhost」は、値上げをどんどんしていますね。
もともとエックスサーバーより安いプランがありましたが、廃止となり、上位プランに強制的にプランアップされ、しかも度々値上げしているようです。

他のサーバーとの比較

以下に紹介する4つのサーバーは、実際に使用中・私用したことのあるサーバーです。
使用用途によっては、こちらのサーバーの方が優れいている場合もあります。

さくらインターネット

使用したプラン:ビジネス / 月額:2,619円

メリット

  • 安定
    安定性は非常に高いと思います。
    表示されないという事がほぼ無いイメージです。
  • 絶対的な安心感
    レンタルサーバーの老舗。サポートも安心です。

再販が無制限で可。
エックスサーバーでは、再販が5つまでの団体という事なので、あまりリセールには向いていないのですが、さくらインターネットは再販に関して寛容なようです。

デメリット

体感ですが、表示速度が遅い気がします。レスポンスチェックなどでも
高速化をアピールしていますが、WordPressの場合のみの可能性があります。

おおきなサイズの画像がアップできないことがある。
例えば6000pxなどの大きな画像が、恐らくメモリ不足でアップできませんでした。
PHP.ini設定で、MBの容量・メモリを増やしてもなぜか、大きいキャンバスの画像は上がりませんでした。

勝手にPHPバージョンを上げられる。
これも結構痛いです。 PHP7.2から PHP7.3 に強制的に上げられました。
バージョン上げたので、動作確認をお願いしますとのこと。

メールアドレスの設定に難あり

メールアドレスの設定が少し複雑です。
対応するアカウントを作成して、そのアカウントと作成したメールを紐付する必要があります。

また、「ビジネス」では問題ないですが、
ライト、スタンダード、プレミアムプランでは、info@のアドレスをサーバー全体で、実質1つしか運用できません。
例えば、ドメイン「aaaaaaa.com」「bbbbbbb.net」と設定したとします。
メールアドレス「info@aaaaaaa.com」を設定した場合、「info@bbbbbbb.net」というアドレスでも受信ができてしまうんです。
なので、aaaaaaa.comで「info@」を使っている場合、bbbbbbb.netでは「info@」以外のメールを使う必要があります。

カゴヤ

利用したプラン:S22 / 月額:2,200円

メリット

  • 高速
    かなり高速な印象を受けました。
    レスポンスチェックでもエックスサーバーより早かったです。
  • 障害が少ない
  • WEBとメールサーバーが別(WEBが障害でダウンしてもメールは影響を受けない)

デメリット

  • コントロールパネルが使いにくい
    最近新しくなったようですが、各メニューがプルダウンメニューになっており、使いにくく感じます。
  • コンパネアカウントとサーバーパスワードが同じ
  • メール設定が使いにくい(さくらインターネットと似たメールアドレス管理方法)
  • メンテナンスの予定が変わる(2次クライアントがいる場合は問題あり)
  • 過去にクレジットカード流出時の対応に問題あり
  • 解約すると当月末で解約される
    (例:1年分を支払っていても解約した月末でサービスが終了してしまう)
  • PHP設定の変更範囲に制限がある

PHP設定画面。(2020/02/12時点)

PHP設定
予め十分な設定にはなっていますが、下記項目については、専用サーバープランでのみ使用可能ということでした。

MixHost

メリット

  • コストパフォーマンスが非常に良い
  • 高速
    体感では、エックスサーバーと同等の速度感があります。
  • サービスの改善が進んでいる
    一時は障害などが多く不安なイメージがありましたが、最近では改善が進んでいて安定してきているようです。

デメリット

  • 自前のPHPスクリプト(単純なメールフォームのプログラム)の動作が、遅い印象がある。
  • サーバーからのメール送信後、受信までにややタイムラグがある。

GMOクラウドVPS

使用したプラン:マイクロ(メモリ1G)/月額780円  + Pleskパネルオプション(Plesk Onyx Web Host Edition(無制限ドメイン)月額 2,700円)

VPSのため、今回の比較対象にはなりにくいですが、Plesk PanelというGUIコントロールパネルをオプションで使う事ができます。
そのため、VPSなのに、レンタルサーバーのように簡単にドメインの追加やメールアドレスの追加を行う事ができます。

下記の記事でも紹介しています。

KUMA NOTE(クマノート)
404: ページが見つかりませんでした | KUMA NOTE(クマノート) WordPress・HTML5/CSS・SEO対策などのWEB制作、フリーソフト・有料ソフト・ガジェット紹介など

メリット

  • 高速
    VPSという事もあり、かなりサイトの表示が速いように感じます。
    使用したプランは一番メモリの少ない「マイクロ」でしたが、体感ではエックスサーバー以上でした。
    レスポンスチェックでも、エックスサーバーより早かったです。
    もちろんアクセスが多くなったり、サイトが増えてくると速度は落ちてきます。
  • Pleskで再販には最適
    Pleskを使えば、WEBスペースのみの貸し出しだけでなく、ホスティングサービスの提供もできてしまうほど優れています。

デメリット

  • 料金が高め
    Plesk Panelオプションの料金が、大幅に値上げしました。
    仕入れのライセンス料が上がったとのことで、料金が1500円くらいだったのが、2700円に値上げになりました。
    契約管理側のコントロールパネルが重い&分かりにくい。
    どのような契約をして、どこから解約するのかが、少し分かりにくかったです。
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